学校では教えてくれない社会常識

株、為替について

株と為替、今は簡単に取引できるようになり、やってみようと思っている方もいるのではないでしょうか。

株においては、NISAという制度が始まり、本来利益に対しては税金がかかりますが、年間120万円まで非課税(5年間)で運用できるということでさらに参入しやすくなっています。

しかし、この不安定な世界経済の中で何の知識もなしに始めるのはとてもリスクのあることです。

ここでは、損をするリスクについて確認していきましょう。

株の怖さ

リーマンショックについて見てみましょう。

リーマンショックは2008年9月15日に発生し、日経平均株価は12000円台から6000円台まで下落しました。つまり日本国内の全ての株の価値が平均して半分近くまで下がったことになります。

株を持ってる人は株資産が平均して半分になったのです。

もちろん0になった人もいます。

このようなリスクを覚悟して余裕のあるお金で株式投資をするというのなら問題ありませんが、生活を犠牲にしてまでやるのはとても危ないことです。

為替の怖さ

スイスフランの暴落について見てみましょう。

スイスフラン暴落は2015年1月15日、スイス国立銀行が自国通貨スイスフランの上昇を抑えるために対ユーロで設けていた1ユーロ=1.20スイスフランの上限を撤廃すると発表したことにより、前日比30%高の1ユーロ=0.92フランとなったことです。

例えば、日本で1ドル100円以下にならないように政府が為替介入をしていたとします。ところがもう介入しないと発表したため、1ドル80円になってしまったというようなことです。

さらに為替はレバレッジと言って、自分のお金の25倍の金額まで取引することができるため、スイスフランの暴落によって自分のお金が0円になるだけではなく、1億円の借金まで抱えてしまった例もあります。

このように、レバレッジを上げると為替は株よりも高いリスクがあり、特に25倍でやることはとても危険です。

まとめ

ギャンブルとは違い、適切に運用すれば儲かる可能性は高いですが、自分の生活の妨げのならない範囲で取引しましょう。