学校では教えてくれない社会常識

選挙について

選挙と言えば、2016年選挙権の年齢が20歳から18歳に引き下げられ話題になりましたが、まだまだ若者の投票率が少ないのが現状です。

年齢が高くなるにつれて投票率が上がる現在の状態では、出馬する候補者は自分の当選のために高齢者を優遇する政策を掲げます。しかし、選挙権の年齢が引き下げられて若者の票が増えた2016年参議院の選挙はどうでしょうか。

給付型奨学金など若者向けの政策が実施されました。

このように若者の票が増える、すなわち投票率が上がればその恩恵が自分たち(若者)に返ってくるのです。

また、少子高齢化社会の現在、投票率が前回と同じだった場合、年々若者の割合は減り、年寄りの割合は増えているため、若者の票は少なくなります。

維持ではダメなのです。投票率を上げなければなりません。

このような現状をふまえて選挙と向き合う必要があるのではないでしょうか。

選挙の仕組みについて

ここら辺は小学校、中学校で習ったかと思いますが、おさらいしておきましょう。

衆議院

任期6年 4年に1度解散 早期解散あり

参議院

任期6年 3年に1度半数を解散 早期解散なし

この解散が起こったタイミングで選挙が行われるわけです。

参議院の場合は3年おきで定期的ですが、衆議院の場合は4年に1度としつつも1年で解散する可能性もあるため不定期となります。

投票の仕方

解散が起こったら皆さんの出番です。投票先を選択しましょう。

しかし、初めての方は投票の仕方がわからないということもあると思います。

そこで投票の仕方についても説明します。学校で教えるべきなんですがね。親が教えるにしても投票に行かない親は教えませんし、やはり義務教育で教えるべきです。

まず住民票に記載されている住所に投票所入場券が届きます。

そうしたら投票所入場券を投票日、あるいは期日前投票の期間に持っていきます。(選挙は投票日の他に、前もって投票できる期日前投票の期間があります。)

投票場所は期日前投票の期間の方が多くあるため、その間に行くことをお勧めします。

そして、到着すると投票所入場券と引き換えに投票用紙が2枚もらえますが衆議院選挙と参議院選挙で書き方が変わります。

衆議院選挙の場合

小選挙区比例代表並立制のため、小選挙区での投票用紙と比例代表での投票用紙が配られます。

そのため、小選挙区では、お住いの選挙区の候補者を記入し、比例代表では、政党名を記入します。

参議院選挙の場合

選挙区制と比例代表制のため、選挙区での投票用紙と比例代表での投票用紙が配られます。

そのため、選挙区では、お住いの選挙区の候補者を記入し、比例代表では、比例代表の候補者、もしくは政党名を記入します。

これで投票はおしまいです。

意外と簡単に終わってしまうわけですが、あとは結果がでるまでしばらくかかるので楽しみに待っていましょう。

選挙は気軽に楽しんで投票してもいいのです。イベントだと思って参加してみてはいかがでしょうか。

また、投票したい候補者、政党がないという方もいるでしょう。

その場合は白票でも構いません。何も書かないで投票すればそれもきちんと集計されます。

そうすることにより、しっかりやらないと他政党にこの白票が流れるぞ!と圧力になるわけです。

このように、もし困った場合は白票でも構いませんので投票に行きましょう。